NTT東日本は3月2日、最適なICT環境の実現を課題とする中小企業に向けて、インターネット回線・Wi-Fi環境・セキュリティ対策など、企業に基本的に必要なICT環境に加え、ICT環境に関する相談窓口や24時間365日の故障受付・対応などのサポート・メニューをまとめた「まるらくオフィス」を発表した。提供開始は3月31日を予定している。 。

まるらくオフィスの提供イメージ

新サービスは、オフィス内の業務でも必要不可欠となったWi-Fi環境を整備できる「まるらくオフィスWi-Fiセット」と、オフィスの電話環境も他のICT環境とまとめてそろえられる「まるらくオフィス電話セット」を提供する。

専用窓口でICTのプロフェッショナルがユーザー企業のICT環境の構築・管理・運用に関する業務を引き受けるため、ユーザー企業の業務の効率化や生産性向上、コスト削減につなげられるという。

また、同社がユーザー企業のICT環境の利用状況を調査し、セキュリティ対策状況やネットワーク構成図などのレポートを作成するオプション・サービスも備える。レポート内容はNTT東日本のクラウド上でも管理し、ユーザー企業のICT環境に不具合が発生した場合や新たな設定が必要になった場合などに対応する。

さらに、対応窓口を一本化することが可能なため、従来はメーカーや業者ごとに必要だったICT環境の問い合わせも相談できるほか、IT担当者が不在の場合に起こったトラブルにも迅速に対応が可能だという。

加えて、拠点新設時の設定及び災害時など緊急時の設定情報復旧も専用センターで対応できるため、BCP対策としても有効としている。新サービスの利用には、ルータ機能付きファイアウォールやセキュリティ対策を同社のクラウド上で構築・管理し、24時間365日一元的にサポートする「まるらくオフィスサービス」の契約が必要となる。

そのほか、ユーザー企業向けに、自社のネットワーク・サービスやクラウド・サービスなどの提供を希望する事業者を対象とした「まるらくオフィス センタ回線接続サービス」を提供。なお、ユーザー企業の利用環境に合わせて、クラウド上にデータを保管・保存できるストレージ・オプションも追加が可能だ。

月額利用料は、まるらくオフィスWi-Fiセットが1万9200円(セット割引後、税別)、まるらくオフィス電話セットが3万8400円(同)、オプションのストレージが500円(税別)から。