アララは3月2日、個人情報検出ソリューション「P-Pointer File Security」と、エムオーテックスのIT資産管理・情報漏えい対策ツール「LanScope Cat(ランスコープキャット)」との連携開始を発表した。
「P-Pointer File Security」は、PCやファイルサーバの中からファイルの内容や属性情報をもとに、保管ルールに違反している個人情報ファイルを検出し、対処を施す、個人情報ファイル管理ソリューション。個人情報ファイルがどこにあるかを点検でき、必要に応じて自動で移動したり削除したりできる。
「LanScope Cat」は、「誰が・いつ・どんな操作をしたのか」といったPCの操作ログを取得することで、現状把握・分析・問題発見までの運用が可能となる製品。また、USBデバイスの利用制御やアプリの稼動管理、Webサイトの閲覧制限などの具体的な対策を行うことでセキュアな環境が実現できる。
情報漏えいが社会問題として顕在化し、改正個人情報保護法の施行が間近に迫る中、リスク管理や法令遵守の観点からも、改めて「企業における個人情報や重要情報の特定・把握・管理をどのように行うべきか」が問われているという。
このような背景を受け、今回の連携では、企業や組織がPCやファイルサーバ内に保有している大量のファイルの中から、個人情報や機密情報を含むファイルをP-Pointer File Securityで特定・検出するという運用を、LanScope Catの管理画面から実施できるようにし、個人情報の安全管理を強化できるようになる。これにより、企業の個人情報管理ポリシーに応じて、ファイルの移動や削除をはじめフレキシブルな対処を行えるようになる。