ベネフィットワンソリューションズは3月1日、ビーマップ、ジェイアール東日本企画と業務提携し、ベネフィットワンソリューションズが提供する企業の管理業務全般を一括管理するASPサービス「Hi-VOX」にて、「transit manager(トランジット・マネージャー)」を提供開始すると発表した。

ベネフィットワンソリューションズは、企業の通信費や公共料金の支払い、また出張旅費管理など、総務系の管理業務を一括で管理できるASPサービス「Hi-VOX」を提供している。また、Hi-VOXの機能の1つとして、ICカードを専用のカードリーダーにかざすだけで、利用した交通機関の履歴と交通費を自動的にデータベースに読み込み、利用者の申請手続きなどの手間を簡略化する「自動交通費精算サービス」を提供している。

今回、ベネフィットワンソリューションズは、自動交通費精算サービスの導入および利用を促進するため、ビーマップとジェイアール東日本企画と業務提携し、自動交通費精算サービスの機能を「transit manager」に切り替えて提供していくと発表した。

transit managerは、Suicaなどの交通系ICカードを用いて乗車した鉄道やバスなどの利用実績から、交通費として申請するデータを選択して集計する業務用ソリューション。同サービスの利用者は、業務で利用した交通系ICカードを、オフィスに設置した専用端末や、PaSoRi(ソニー社製非接触ICカードリーダー/ライター)、あるいはNFC対応スマートフォンなどの対応機器にかざすことで、ICカード内の利用実績データをクラウド環境で管理・操作できるようになる。 また、ユーザー専用ページからは利用実績を業務用と私用に区分したり、必要なコメントを付記するなどして申請データを作成することも可能だ。

ベネフィットワンソリューションズは、「transit manager」の提供を通じて、2020年度までに自動交通費精算サービスで2000社の導入を目指している。

利用可能な交通系ICカード