エルテスは2月28日、レイ・フロンティアと共同で、AIを使った位置情報や行動情報分析から企業の生産性の分析を行なう「AI Activity Analytics」の提供を開始すると発表した。
昨今、多くの企業では、働き方改革が迫られており、従業員の生産性向上は大きな課題になっているという。また、リモートワークの拡大に従い、遠隔で勤める従業員に対しての評価方法の仕組みづくりも必要とされている。一方で、企業の従業員の個々の動きはこれまで可視化されておらず、それを測る指標が存在していなかった。
両社の共同サービスである、AI Activity Analyticsでは、独自技術を用いて、スマートフォンアプリより、従業員の行動情報(移動、滞在場所など)を収集することで、従業員の勤務状況やパフォーマンスの高い従業員の動きを可視化する。さらに収集したデータを分析することで、企業の生産性向上を促す施策の策定が可能となる。
レイ・フロンティアでは、ユーザーの移動手段、距離、時間、歩数、滞在場所を自動で記録する、1日2万人以上が利用するライフログアプリ「SilentLog」を運用している。その運用で培った技術を活用し、今回、顧客企業向けの行動分析ソリューション「SilentLog Analytics」を提供する。エルテスがリスク検知事業で培った人工知能エンジン・検知テクノロジーと、レイ・フロンティアの位置情報を使った行動分析技術を組み合わせることで、個々の行動の見える化を通じて企業の生産性向上を支援していくという。
提供価格は100万円(税別)。