イーネットソリューションズは2月24日、オープン統合認証対応や帳票データ出力機能拡張、操作性を改善した、ワークフローサービス「ActionPassport」の最新版「V4.3」の提供開始を発表した。

ActionPassportは、稟議書などの各種申請書類や承認が必要な業務書類を担当者へ回して承認を行っていくWebシステム。現在利用している紙の申請書類をそのままのイメージで電子化することができ、申請状況もリアルタイムで確認可能。また、企業ごとの固有な承認や決済ルールにも柔軟に対応する。

最新版では、サイボウズが公開する独自の認証方式「オープン統合認証 ver.2」に対応。パッケージ版の「サイボウズ ガルーン」「サイボウズ Office」とのシングルサインオン連携を実現する。

帳票データ出力機能では、検索条件を保存して再利用、出力案件をドキュメントの入力内容で絞り込み、オブジェクトの指定方法を改善するなどの機能拡張を行った。また、ドキュメント確認画面に操作ボタンを追加。内容を確認しながら操作できるため、手間を軽減し、操作ミスを防止することができる。

そのほか、フィルター機能、組織管理の検索機能拡張、業務区分の設定方法拡張などで機能を改善した。

同製品はクラウド版とパッケージ版を用意している。クラウド版の価格は、初期費用が5万円、1ユーザー月額320円から(ユーザー数に応じて変化)。パッケージ版の価格は、50ユーザーあたり60万円。(いずれも税別)