ウイングアーク1stは2月23日、専門知識を必要とせずにクラウドやモバイル環境で見たい情報を可視化できるというクラウド型BIダッシュボード・サービスである「MotionBoard Cloud」に、最新の国勢調査などの各種オープンデータ/分析テンプレートを標準で搭載した。

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新テンプレートで提供するデータは、「3rd Party Data Gallery」において利用者が多いという「平成27年国勢調査」「平成25年日本の地域別将来推計人口」に、新たに「平成26年経済センサス」を加えた3データで、これらを利用することで全国市区町村レベルでの産業構造や現在及び将来にわたる人口動態を把握できるとしている。

国勢調査「データを見る」テンプレート

国勢調査「データを掛け合わせる」テンプレート

分析テンプレートは、データの閲覧を目的とする「データを見る」及び、自社データと掛け合わせた分析を目的とする「データを掛け合わせる」の2つのパターンを、それぞれのデータに対し用意しているとのこと。

なお、平成25年日本の地域別将来人口推計については、 当面はデータを見るテンプレートのみの提供となる。

例えば国勢調査データのデータを掛け合わせるテンプレートでは、店舗周辺商圏の居住者プロファイリングと売れ筋商品との相関分析を行うなど、いくつかのシナリオに沿って設計しているという。

テンプレート内で利用したデータは自社データに差し替えることで、すぐに同様の分析が可能になるとのこと。テンプレートを利用せずにユーザー自らダッシュボードを設計し、オープンデータを利用することも可能としている。