日本システムウエア(NSW)は2月21日、同社が提供しているIoTクラウドプラットフォーム「Toami(トアミ)」をMicrosoft Azure上に構築し、「Toami on Azure」として提供開始した。
同社は2013年から、IoTサービスを開発・構築するための専用プラットフォームとしてToamiを展開しており、デバイス管理やデータ管理、外部連携機能を網羅したノンプログラミング開発基盤により、開発効率の向上とコスト削減を実現し、収集したデータの可視化。機器制御、データ分析などが可能なサービスとして提供している。
今回、Toamiを多くのユーザーに提供可能なサービスとするため、日本マイクロソフトと連携し、Azure上で動作するToamiを構築した。同サービスにより、Azureの機能との連携、グローバル対応、エンタープライズ分野での実績といったメリットを得られるという。
Azureとの連携では、Toamiで収集・蓄積したデータを、Azure Machine LearningやPower BIといったAzureの機能とシームレスに連携させ、利用できる。また、グローバル対応に関しては、世界各国にデータセンターを保有するマイクロソフトのリソース利用により、グローバルでのサービス展開のサポートやBCP/DR対策を可能としている。
エンタープライズ分野での実績については、ビジネス・ユースではクラウド・サービスの安全性が問われるとし、AzureのSLAに準じた環境を提供する。すでに社内システムをAzureで構築しているユーザー企業は、同じ環境にToamiの構築が可能となり、社内システムとの連携を見込めるという。今後もNSWとマイクロソフトは連携し、販売協業やIoT事例作成に取り組んでいくとしている。