富士フイルムイメージングシステムズは2月21日、クラウド型ファイル管理・共有サービス「IMAGE WORKS」に「ダウンロード申請・承認」機能を追加したと発表した。同機能は、一般社団法人日本野球機構と共同開発したものになる。
企業の所有する画像・動画データなどのファイルは、広報・宣伝活動や販促活動において、広く活用されている。しかし、画像・動画などのデジタルデータは、手軽に扱えることもあり、企業の意図しない使われ方が行われてしまうリスクもあるため、著作権や肖像権などの権利有無に限らず、適切な統制管理を行う必要性がある。
「IMAGE WORKS」は、画像・動画データなどのファイルを、ユーザー間で効率的に共有・管理できる法人向けクラウド型ファイル管理・共有サービス。これまで、画像・動画データの扱いやすさと管理のしやすさ、セキュリティの強固さから、多くの広報・宣伝業務で活用されているという。
日本野球機構が運営・管理している画像提供サービス「NPB Contents and Images Center」においても、プロ野球の写真を、ゲーム会社、グッズメーカー、報道機関に提供することを目的に、「IMAGE WORKS」が採用されている。
今回、同社は、画像・動画コンテンツの適切な統制管理を行い、利用を促進するため、ダウンロードの申請・承認が可能となるオプション機能を、日本野球機構と共同開発した。
同機能では、画像や動画データなどのファイルを利用したいユーザーが、「IMAGE WORKS」のシステム画像上で、欲しい画像・動画を閲覧して探し出し、管理者に利用申請を行う。その後、管理者が、申請された情報を確認し、提供可能なファイルのダウンロードを許可することで、ダウンロード専用のURLが申請したユーザーに届く。これにより、管理者側は、利用申請の目的や提供履歴を確認・管理でき、各ファイルの統制管理を強化できるほか、利用状況などを分析することが可能となる。また、ユーザー側も、よりイメージに近い写真や動画をすばやく見つけ出すことが可能となる。