シンクパワーと産総研(産業技術総合研究所)は、歌詞トピックを可視化することで膨大な歌詞の中から興味ある歌詞やアーティストへとたどり着ける歌詞探索ツール「Lyric Jumper」を21日、Web上に公開した。
「Lyric Jumper」は、国立研究開発法人産業技術総合研究所とシンクパワーが共同で開発したもので、シンクパワーの歌詞同期サービス「プチリリ」が持つ開始時15万曲の歌詞データの一部を産総研の歌詞トピック解析で自動解析。歌詞に出てくる単語の出現の仕方からトピックを自動推定、"青春"、"自分探し"、"ラブソング"、"自由気まま"、"硬派"、"戦うヒーロー"など20個のラベルが付されており、クリックしていくと歌詞全文へとたどり着けるほか、YouTubeでの楽曲検索までスムーズに検索できる。
ラベルは色ごとに分けられており、アーティストの分析が動的な円グラフや面積でグラフィカルに表示され、"フレーズ発掘ボタン"押すとラベルと関連性の強いフレーズが飛び出してくる。類似の傾向を持つアーティストも「歌詞」に注目して表示できる。歌詞をクリックしていくうちに未遭遇の名曲にも巡り会える。
シンクパワーと産総研は今後も共同開発を進め、「Lyric Jumper」の機能を向上させるとともに、シンクパワーの大規模な歌詞データを活用して現在研究開発を進めている「歌詞のレコメンドエンジン」の実用化に取り組む予定だ。