日本マイクロソフトは2月21日、同社の公式ブログで、ソフトバンクロボティクスがAIを活用したクラウドロボティクス分野での戦略的協業の一環として、Cloud Robotics Azure Platform V1 SDKの提供と Cloud Robotics APIを公開を行ったと発表した。
両プログラムは、Microsoft AzureのサービスがPepperで簡単に使えるようになるSDKとAPIで、無料で提供される。
1万行を超えるソースコードで構成されるCloud Robotics Azure Platform V1 SDKには、デバイス間のルーティング機能と送受信制御機能、アプリケーションのルーティング機能と実行制御、各種ロギング、可用性担保の仕組み、管理ツールなどが含まれる。
また、Cloud Robotics APIは、想定されるPepperの利用シナリオに沿って、顔認識APIなど200行のコードを共通化しており、開発者は Pepperアプリに10行程度のコードを追加するだけで Cognitive Servicesの機能を利用することができるという。
Cognitive Servicesは、音声、言語、知識、検索など人間の認知機能を25のAPIを通して提供する、マイクロソフトのMicrosoft Azure をベースにしたAI サービス。
すでに、ネッツトヨタ栃木、ダンロップスポーツクラブの一部の店舗でソリューションに導入されているという。