M-SOLUTIONSは2月17日、IBMのグループウェア用ミドルウェア「Notes」からサイボウズ「kintone」へのデータ移行ツール「Smart at migration(スマートアットマイグレーション)」の提供を開始すると発表した。

「Smart at migration」イメージ図

Notesは、メッセージング機能、ビジネス・アプリケーション、ソーシャル・コラボレーションを1つにまとめた企業向け製品。一方のkintoneは、業務アプリを容易に作成できるクラウドサービスだ。

今回発表した「Smart at migration」は、Notesで利用していたデータをそのまま、kintoneアプリとして容易にデータ移行できるサービス。NotesのデータをNotes以外のソリューションに移行する上で最も時間がかかるのは、NotesDBの設計情報の解析だ。同製品を利用すると、Notesの設計情報をもとにkintoneアプリの自動生成とデータ移行を行うため、期間・コストが従来と比較して最大9割削減できるという。また、クラウドサービスであるkintoneは自社でサーバを管理する必要がないため、移行後の運用コストの削減にもつなげられる。

価格(税別)は、40フォームにつき400万円から。なお、価格には初年度サポート費用も含んでいる。