シヤチハタとドキュサイン・ジャパンは15日、日本企業向けにペーパレスでビジネスを完遂するための新ソリューションを3月上旬より提供することを発表した。

ドキュサイン・ジャパン公式Webサイト

ソリューションは2015年11月に両社が発表した業務提携に基づくもので、契約書などにおける署名、捺印プロセスの電子化を日本の多くの企業で使用されるシヤチハタと、世界規模で電子署名やDTM(デジタル・トランザクション・マネージメント)を展開するDocuSignとその日本法人であるドキュサイン・ジャパンが協力。ドキュメントサインの電子署名サービスにおいて、シヤチハタの電子印鑑が利用できるようになると提携時に発表されていた。

今回、両社は日本の商習慣に適用した基本企業向けのペーパーレスソリューションとして3月上旬からのサービス提供を発表。日本企業独特の捺印を必要とするプロセスをデジタル化し、業務改革をより一層進められるとしている。

シヤチハタ代表取締役社長 舟橋正剛氏は、「シヤチハタはビジネスに欠かせない承認に携わり、電子文書にも捺印できる『電子印鑑システム パソコン決裁』を提供してまいりました。そのような中で、日本の商習慣に合った新しいソリューションをドキュサイン様と共に提供することができ、大変嬉しく思います。今回、ドキュサイン様のサービスと、これまでにシヤチハタが培ってきたノウハウとを融合させることにより、今後の日本の契約プロセスを、デジタルにも対応させていきたいと考えています。」と"シヤチハタ"という馴染みある物理的ツールが日本の商慣習を反映させフルデジタル化し業務効率に寄与することを述べている。