GMOクラウドは2月15日、「GMO電子契約サービスAgree(GMO電子契約Agree)」において、各種システム・サービスとの連携が可能になるAPI「Agree API」の提供を開始した。
「GMO電子契約Agree」は、電子認証サービスブランドを持つGMOグローバルサインと共同開発した、電子契約に必要となる電子証明書の発行・管理から、契約の締結・保管までをクラウド上で行える電子契約サービス。
Agree APIを利用して、企業が業務で利用している基幹システムや、ワークフロー、帳票、CRM(顧客管理)システムなどと、GMO電子契約Agreeを連携させることで、契約書の作成から稟議承認、電子署名による契約締結、書類保管といった一連のプロセスをシームレスに行える。
具体的には、自社の契約管理システムとAPI連携することにより、管理システム上で業務委託契約書を作成後、自動的にGMO電子契約Agree上に契約書がアップロードされ、委託先と電子契約を締結できる仕組みが実現する。また、契約締結後は、取引情報と契約書が管理システムに受け渡され、同システム上で一括管理可能になる。
大量のサービス申込書の回収・管理が必要な通信事業者においては、自社が 利用するCRMシステムとAPI連携することで、CRMシステム上の取引データを元に申込書を作成した後、「GMO電子契約Agree」上に自動でアップロードされるだけでなく、顧客向け申込書の署名依頼も自動化できる。顧客が署名した申込書は、そのままGMO電子契約Agreeで保管されるため、申込書の回収業務も不要になる。
さらに、契約書をはじめ、受発注書や検収書などの帳票作成システムとAPI連携することで、作成した電子帳票をGMO電子契約Agreeに自動で反映。取引先とGMO電子契約Agree上で電子契約を締結した後は、そのまま電子保管が可能になる。
同APIの導入費用・利用料金は個別見積りとなる。なお、同社ではAPI連携の開発支援およびコンサルティングサービスを併せて提供する。