KDDIは2月14日、法人向けに訪日外国人の接客対応品質および満足の向上を目的とした「KDDI AI翻訳」と「KDDI TV通訳」の提供を開始し、同日より受付開始することを発表した。
「KDDI AI翻訳」は、音声入力もしくは文字入力により、英語、中国語、韓国語の翻訳が可能なアプリケーションサービスとなる。
音声認識や翻訳過程にディープラーニングなどのAI技術を活用し、会話の中に出てくる曖昧な表現にも対応できる高度な認識精度を実現しているという。
「KDDI TV通訳」は、多言語対応できるオペレーターがタブレットの画面越しに、接客対応者と訪日外国人の間で、異なる言語での会話をそれぞれ通訳する三者間通訳サービスとなる。
同サービスは、英語、中国語、韓国語、フィリピン語、フランス語、タイ語、ベトナム語、ポルトガル語、スペイン語の9カ国の言語に対応している。
日本空港ビルデングは2016年3月より、羽田空港国内線旅客ターミナル内の案内所などで「KDDI TV通訳」を実証利用しているという。
「KDDI AI翻訳」の価格は1ID当たり月額480円。「KDDI TV通訳」の価格は「10分プラン」が月額3000円(無料通話10分込み)、「30分プラン」が月額8000円(無料通話30分込み)、「60分プラン」が月額1万5000円(無料通話60分込み)で、すべてのプランの従量料金は1分当たり300円となっている。