Infostorに2月10日(米国時間)に掲載された記事「8 Big Enterprise SSD Trends to Expect in 2017|Inforstor」が、2017年はエンタープライズにおけるSSDシーンにとって大きな年になるだろうとして、エンタープライズSSDで実現すると見られる8つのトレンドを紹介している。
紹介されているトレンドは次のとおり。
- すべてがフラッシュストレージで構築されたソフトウェア定義ストレージ(Software-defined Storage)の普及
- 不揮発性メモリの普及でストレージとメモリの垣根がより曖昧になり、メモリとストレージが同一化した利用が増加する(メモリとしてのストレージ; Storage as Memory)
- フラッシュストレージにはまだまだイノベーションの余地が残されており、今後さらにイノベーションが進む
- より高いパフォーマンスと低いレイテンシーが期待できるデュアルポートNVMeの普及
- NVMeおよびほかのフラッシュストレージとを組み合わせた包括的なストレージシステムの普及
- 従来の非フラッシュストレージからフラッシュストレージへの置き換わりが続く。非フラッシュストレージはアーカイブなどの用途に限られてくる
- フラッシュストレージの分散環境への躍進
- エンタープライズSSDの価格の値下がりが進む
記事では、エンタープライズの分野でストレージとしてフラッシュストレージの採用が進むことは間違いないだろうと指摘している。これまでは価格の面などから従来の非フラッシュストレージのほうが費用対効果の高いシーンが多かったが、価格の下落とともにフラッシュストレージの利用されるシーンが増加しており、2017年はエンタープライズにおけるフラッシュストレージが躍進する年になるだろうとしている。