EMCジャパンは2月6日、GRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)製品の最新版「RSA Archer Suite 6.1」を提供開始したと発表した。最新版では、オペレーショナルリスクを管理するソリューション「エンタープライズ&オペレーショナルリスク管理」が追加された。

「エンタープライズ&オペレーショナルリスク管理」は、業務プロセスやリスクをカタログ化(定義と一覧化)して、リスクの洗い出しや評価、リスク低減にむけたコントロールとの関連付けが可能。

また、リスク指標や損失イベントの情報や問題管理との連携によって、リスク状況をリアルタイムに可視化できる。

「エンタープライズ&オペレーショナルリスク管理」には、リスクカタログ、トップダウンリスク評価、ボトムアップリスク評価、KRI管理、損失イベント管理など、特定の機能を担うユースケース(ライセンスパーツ)があり、ユーザーはオペレーショナルリスク管理の目的やゴールに照らし合わせて選択できる。

このほか、承認者の設定や承認条件の設定をはじめとする経路設計がドラッグ&ドロップで作成できる視覚的なワークフロー設計ツール「Advanced Workflow Designer」が新しく加わった。

「Advanced Workflow Designer」では、グラフィカルなユーザーインタフェースによりワークフローの設計が視覚的に行え、条件による経路の分岐や入れ子、階層化を伴う複雑な設計が柔軟かつ容易に行えるようになる。

Advanced Workflow Designerの画面