ストラタシス・ジャパンは7日、FDM 3Dプリンタ「F123シリーズ」を発売した。この新製品は、2月15~17日まで開催される「3D Printing 2017」のストラタシス・ジャパンのブースにて国内初展示され、デジタルモールドなど最新の活用事例とあわせて紹介される。
「F123シリーズ」は、プロ向けラピッドプロトタイピング・ソリューションとして、オフィスや教育現場の環境での利用を想定されたシリーズ。コンセプトモデルの作製から設計確認、さらに高度な機能テストが可能だ。
同シリーズは造形サイズの異なる3機種(Stratasys F170、F270、F370)で展開。最大4種類、10色のマテリアルを使用することが可能なほか、高速ドラフトモードでは、PLAマテリアルでコンセプトモデルを速度優先、かつ低コストで造形できる。
専任の技術者でなくても利用できるインタフェースによって、エンジニアリンググレードのFDM 3Dプリンティング・マテリアルで、耐久性の高い正確なプロトタイプを迅速に造形することができるとしている。また、生産グレードのASAおよびABSで、強度、安定性、再現性を備えたパーツの造形が可能。さらに高い強度、衝撃強度が要求されるパーツ向けに、エンジニアリンググレードのPC-ABSが利用できるモデル(F370)もそろえる。