オンラインバックアップサービス企業Backblazeは1月31日(米国時間)、「2016 Hard Drive Reliabilty Benchmark Stats」において、同社のデータセンターで使用しているハードディスクドライブの2016年における故障率などの統計情報を発表した。同社は2016年末の段階で7万3653台のハードディスクドライブを使用。うち、1553台がブートドライブ、7万2100台がデータドライブとして使われている。

発表された2016年におけるメーカ別ハードディスク故障率は次のとおり。

  • HGST 0.60%
  • Seagate 2.65%
  • Toshiba 1.27%
  • WDC 3.88%

2016年のHDDの故障率 資料:Backblaze

ハードディスクドライブは使用する期間が長くなると、故障率が上昇する傾向が見られる。同社が2013年4月から2016年までに使用したモデル別の故障率を見ると、Seagate ST1500DL003の故障率が90.92%と突出している。これにSeagate ST320LT007が47.70%、Seagate ST3000DM001の26.72%、Seagate ST31500341ASの23.86%が続いている。Seagateはこれらモデルが販売された近辺の特定のモデルの故障率が突出して高い傾向が見られる。

2013年4月から2016年12月にかけてのHDDの故障率 資料:Backblaze