Microsoftは31日(現地時間)、SamsungがTizen(タイゼン)用のVisual Studioツールの新プレビューをリリースしたことを、Xamarinブログの記事で発表した。Xamarin.Incは、2016年にMicrosoftに買収されている。
TizenはLinux FoundationやIntel、Samsungなど6社が主導するスマートフォンやタブレット等で動作するOS、および開発プロジェクト名。今回Samsungがリリースしたのは、Tizen上で動作するアプリケーションの開発支援ツール「Visual Studio Tools for Tizen Preview 2」。Visual Studio 2015に対して、テンプレートやデバッガー、Tizenエミュレーターなどを提供する。インストールには、1.5GB(ギガバイト)のストレージ空き容量が必要となる。
Xamarin.FormsによるTizenのサポートは、Microsoftの開発者向けカンファレンス「Connect(); // 2016」で発表済みだ。
今回のプレビューでは、TVアプリケーションの開発やプロジェクトをステップ・バイ・ステップで始めるウィザード機能を搭載。さらに証明書マネージャーやマニフェストエディターなど開発者を支援するツールの新搭載、. NET Core開発者が容易に利用できるAPI群の増加も図られた。この変更により、BluetoothやNFC、ジオフェンスマネージャーなど多くの機能が制御可能になる。