BASFは1月31日、シンガポールの科学技術を専門とする研究・教育機関「Singapore Polytechnic」に、食品・飲料添加用栄養成分および飼料添加物、医薬品、香料・香粧品業界などに向けた製品やサービスの開発・製造・販売を行っているニュートリション&ヘルス事業の技術アプリケーション研究所「Newtrition Lab Asia Pacific」を開設したと発表した。
同事業本部では、すでにアジア太平洋地域として上海に2つ、インドに1つの研究所を展開しているが、新アプリケーション研究所は、アジア太平洋地域の顧客をサポートし、該当地域におけるBASFの研究開発基盤を強化することを目的に開設された。同研究所では、同社の専門家がSingapore Polytechnicの研究者および学生と連携し、科学的根拠に基づいたソリューションとコンセプトを研究することで地域の顧客に戦略的サポートを提供するとしている。
また、栄養補助食品、機能性食品および飲料といった最終製品に含まれる成分を検査するための、分析および性能を試験する設備を備えているという。