Threatpostに1月27日(米国時間)に掲載された記事「Google to Operate its Own Root CA|Threatpost|The first stop for security news」が、Googleがルート認証局としてデジタル証明書を発行できるようになったと伝えた。今後、Googleは自社のプロダクトに対してサードパーティから発行される証明書ではなく、自社で発行する証明書を利用できるようになる。
ルート認証局としての機能は新しく設立された「Google Trust Services」が担うとされている。Googleはルート認証局としてすぐに事業を開始するために既存のルート認証局である「GlobalSign R2」および「GlobalSign R4」を買収。今後は「Google Trust Services」を通じてデジタル証明書の取得を進め、従来よりも素早いペースでサービス展開を実施していくものと見られる。
Googleはこれまで安全な通信を実現することが重要だとして、すべてのサービスをHTTPSで提供する取り組みを進めてきた。デジタル証明書に関する取り組みも実施しており、これまで進めてきた取り組みをさらに強化するために、今回ルート認証局の買収とサービスの提供を開始したと説明している。