電通アイソバーは1月24日、アドビシステムズのデジタルマーケティングソリューション「Adobe Marketing Cloud」のデータ管理基盤である「Adobe Analytics」の導入から運用・活用をサポートする、「Quick Win for Analytics」の提供を開始すると発表した。

「Quick Win for Analytics」ロゴ

「Quick Win for Analytics」では、Web解析の基本を踏まえ、Webのみならずモバイルアプリなどデバイスをまたいだ顧客行動をデータで捉えるための考え方を整理。Adobe Analytics導入時に必要な取得データの設計、実装項目一覧、SDR(Solution Design Reference)を導入パッケージとして用意し、DTM(Dynamic Tag Manager)による実装を行うことで、事前の要件検討や設計から実装にかかる工数を軽減。迅速な導入とデータの蓄積開始を実現する。

取得するデータは「デジタルプラットフォーム上での顧客行動」を把握することを分析の目的とし、7つの計測ポイントを設定。これらの項目のデータ集計結果や、必要に応じて掛け合わせた分析を行うことで、企業のデジタルビジネスの発展にどのような顧客の行動パターンが効果をもたらすのか、有効なセグメント(集団)の発見や成果を得るための施策の検討、また実施された施策の検証を行うために活用する。

同プランによって取得・蓄積するデータは導入企業のデータ分析基盤となり、さらにMAやDMPといったデジタルマーケティング活動の強化・発展を図るソリューション群の導入から活用にも大きく寄与する。基本となるデータを確実に読み解くことで、重要な「顧客理解」と早期の課題発見が可能となり、効率的なマーケティングコスト投下が実現する。