amsは1月24日、時間・デジタル変換器(TDC)の新製品「TDC-GPX2」を発表した。同製品はすでに量産出荷を開始している。

TDC-GPX2には標準の低電圧差動信号方式(LVDS)およびシリアルペリフェラル(SPI)インターフェースが搭載され、9mm x 9mm QFN64パッケージで提供される。光検出および測距(LIDAR)やレーザー測距デバイス、医療用スキャナの陽電子放射断層撮影(PET)、自動試験装置(ATE)などのアプリケーションにおいて最大10psの解像度、最大70Mサンプル/秒までのサンプリングレートを実現する。また、消費電力も低く、ノーマルオペレーションで60mWから450mWで動作できるほか、スタンバイモードではわずか消費電力を60µAに抑えている。

同社は「amsは、精密測距およびスキャニングアプリケーションに使われるハイエンドTDCで市場をリードしています。このたびTDC-GPX2が出たことで、顧客の要望に応えてさらに精密で高いサンプリングレートを実現し、より詳細かつ正確な新世代のエンドプロダクトを開発できるようにしました」とコメントしている。