電通とデザインオフィス「nendo」は23日、企業ブランディングやコンセプト立案やビジネスデザイン領域を事業とする合弁会社「cacdo(カクド)」を設立し、2月1日より営業を開始することを発表した。
新会社「cacdo」は、「nendo」の持つ発想力やプロダクト、空間、映像などさまざまなクリエイティブを手がけるデザイン力、スピーディーな試作制作および検証力と、電通の強みであるプロデュース力やコミュニケーションデザイン力を組み合わせることで、企業の課題整理から問題解決、具体的なデザイン提案までを一括で提供するとしている。
また、業務内容は企業経営および事業運営に関する各種業務の受託 / 事業およびマーケティングに関するスキームの企画 / 立案および実施業務の受託 / 商品および商品開発計画に関する企画、立案業務の受託 / デザインに関する企画、立案業務の受託 / 上記各号に付帯する一切の業務。資本金は1,500万円。出資比率はnendoが80%、電通が20%。設立日は1月21日で、代表者には現・電通第20営業局部長の増田哲氏が就任する。
なお、デザインオフィス「nendo」は、2002年に佐藤オオキを中心に設立されたデザインオフィス。東京とミラノに拠点を持ち、建築、インテリア、プロダクト、グラフィックなどのデザインを幅広く手掛けている。