NECは1月23日、西オーストラリア州政府全体のデジタルトランスフォーメーション計画を推進するICTサービスの提供パートナー3社として、西オーストラリア州政府から選定されたと発表した。

現在、西オーストラリア州政府傘下の全省庁のICT契約を統括する政府組織GCIO(the Office of the Government Chief Information Officer)が、同州政府全体のデジタルトランスフォーメーションを行う「GovNext-ICT」計画を推進している。

同計画は、同州政府機関間の連携強化や、利用しやすく効率的な公共サービスを提供することを目的とし、また、計画の一環として、オンプレミス(自社構築型)から、プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドにICTインフラを移行することなども予定している。

同契約においてNECは、データセンターの統合、プライベートクラウドの構築、ICTシステムの運用などを支援。これらにより、西オーストラリア州政府の投資・運用などの効率化を実現し、最大40%のコストを削減する。また、フィジカルセキュリティや情報セキュリティの強化、災害復旧やBCP(事業継続計画)を支援するより強靭なシステムの実現も目指すとしている。