SUSEでプロダクトマネージャを務めるHannes Kühnemund氏は1月13日(米国時間)、「Make Windows green again - Part 1|SUSE Blog」において、WSL(Windows Subsystem for Linux)を使ってWindows 10でopenSUSEを動作させる方法を紹介した。紹介されている内容は、Microsoftの提供するディストリビューションではないが、Microsoftの提供する機能を使ってWindows 10でopenSUSEを実行する方法として興味深い。
Hannes Kühnemund氏が紹介している方法は、Windows Subsystem for Linuxのセットアップを実施した後で、UbuntuのユーザランドをまるごとopenSUSEのユーザランドに入れ替えるというもの。記事では、openSUSE Leap 42.2のDockerイメージをダウンロードしてきてまるごと入れ替えを実施している。数回、設定を変更するコマンドを実行するだけで利用できるようになっている。
Microsoftから公式に提供されているものではないためアップデートなどは同じように自分で操作を実施する必要があるが、Windows 10を使いつつopenSUSEをネイティブに利用できる方法として興味深い。仕組みとして、Windows Subsystem for LinuxはUbuntuに限定されるものではなく、さまざまなLinuxディストリビューションで同様に利用できる。
紹介されている方法は、Ubuntu以外のディストリビューションをWindows Subsystem for Linuxで利用する方法として興味深い。