WordPressの開発者は1月11日(米国時間)、「WordPress 4.7.1 Security and Maintenance Release|WordPress.org」において、脆弱性を修正した最新のセキュリティリリース「WordPress 4.7.1」のリリースを発表した。開発者らはすべてのユーザーに対してこの最新版へのアップグレードを強く推奨している。
今回のアップグレードで8つの脆弱性が修正されるという。修正される脆弱性には遠隔からコードの実行を許可するものや、ユーザーのデータが外部から取得することを許してしまうものが含まれており注意が必要。また、今回のバージョンには脆弱性の修正のみならず、60を超えるバグの修正なども含まれている。
WordPressは世界中で最も多く使われていると言われているCMS。2016年11月に公開された1つ前のバージョンとなるWordPress 4.7は1000万回以上ダウンロードされたと発表されており、多くのユーザーが今回の脆弱性の影響を受けるものと見られる。WordPressはユーザーが多いことからサイバー攻撃の対象となることも多く、該当するプロダクトを使用している場合は必要に応じてアップデートを実施することが望まれる。