STマイクロエレクトロニクス(ST)は1月12日、ウェアラブル機器向けモバイル決済ソリューションを開発したと発表した。開発にはGiesecke & Devrient(G&D)社およびFitPay社が協力した。
同ソリューションはモバイル決済アプリケーションに対応したセキュア・オペレーティング・システム(G&D社製、ペイメント・アプリケーション管理ソフト(FitPay社製)、ハードウェア・コンポーネントが含まれており、暗号化処理を実行し、耐タンパ性を向上させるSTの高信頼性ST54Eセキュリティ・チップ(eSE : エンベデッド・セキュア・エレメント)を中心に構成されている。
このリファレンス設計にはNFCブースタのSTS39230が搭載されており、決済端末との非接触通信をサポートするほか、小型アンテナ、ジェスチャ認識による決済に必要なMEMS加速度センサ(LIS2DS12)、Bluetooth Smart IC、USBバッテリ充電IC、および超低消費電力32bitマイクロコントローラ(STM32L4シリーズ)を使用できる。