米IBMは1月10日(現地時間)、2016年に取得した米国特許が8088件となり、米国特許取得数の年間記録を更新すると同時に、24年連続で首位となったと発表した。
IFI CLAIMS Patent Servicesが発表した2016年米国特許取得数トップ10は以下のとおり。
同社の特許取得数の記録更新には、47の国と地域で業務する8500人を超える発明者たちが貢献しており、そのうち、ニューヨーク在勤者は2700件以上、シリコンバレーおよびテキサス在勤者は1000件以上の特許を取得したとしている。
IBMが2016年に取得した特許には、人工知能/コグニティブ・コンピューティング、コグニティブ・ヘルス、クラウド、サイバーセキュリティーなど、IBMの戦略的成長分野におけるさまざまな発明が含まれており、AI/コグニティブ・コンピューティングおよびクラウド・コンピューティング関連の発明で2000件以上の特許を生み出したという。
具体的には、「画像利用による心臓検診の精度向上」「個別のニーズに応えるパーソナライズされた補聴器」「病院、製造現場、農地を清潔に保つためのドローン」「アプリケーション用のコグニティブ・クラウド」「クラウド・アプリケーション・ネットワークへの侵入の先制的な検出と分離」などが、特許の対象となった。