Slack Technologiesは11日、同社製品「Slack」をUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションとしてリリースした。Windows 10 Mobileで動作するSlackはベータ版として2016年6月からリリースしているが、今回は異なる製品としてUWPアプリケーションを公開している。

「ストア」上で公開されたPC上で動作するUWP版「Slack」

UWP版SlackはデスクトップアプリをUWPアプリケーションに変換する「Desktop App Converter」を利用しているらしく、基本的な機能やUIはデスクトップアプリ版と違いはない。Desktop App Converterを利用したUWPアプリケーションはEvernoteやCrystalDiskMarkなどがある。ただし、デスクトップアプリ版はバージョン2.4.1が最新版となるものの、UWP版はバージョン2.4.0.0だった。

フォルダーを確認するとネイティブなUWPアプリケーションと異なり、Desktop App Converterで変換した様子がうかがえる

Slack TechnologiesはUWP版Slackのリリースについて言及していないが、UWPアプリケーションはデスクトップアプリのようにセットアッププログラムを実行せず、簡単に展開できるため、Slack利用者拡大を目指すためにUWP版をリリースしたと推測される。

UWP版Slackを起動した状態。デスクトップアプリ版と相違点は少ない

阿久津良和(Cactus)