サイバネットシステムは1月10日、同社が開発・販売・サポートするビッグデータ可視化ソリューション「BIGDAT@Viewer(ビッグデータビューアー)」の最新版「BIGDAT@Viewer V1.2」を発売した。

BIGDAT@Viewerは、統計学の専門知識がなくても容易にビッグデータを可視化できるというソフトウェア。分布傾向の分析やMAP作成までの一連の処理を、「データ取り込み」「分析設定」「作成ボタンでMAP化」の3ステップで行える点が特長だ。

最新版では、特定の条件を満たす結果に寄与している可能性のある説明変数を探したい場合に、目的変数(属性)の指定された値や範囲に対応する属性のリストを一括表示できるようになった。

また、属性値の大小の分布がフィルタ機能を使わずに一目で把握できるようになった。そのため、従来のようにスライダー操作で値の範囲を指定しなくても、データの分布構造をヒートマップ形式で見渡すことができる。

さらに、マップ作成ロジックの改善により、近接したデータの関係性をより詳細に把握できるようになったほか、クラスタの表示濃度が含有データ数に応じて変化するようになり、分布傾向が従来よりも見やすくなった。フィルタ条件に対応するクラスタについても、一致率に応じた濃度で表示するようになった。

従来の特徴スコアの上位ランキングの表示に加えて、下位ランキングの表示にも対応。2つの領域間の特徴スコアの差分や、着色クラスタと無色クラスタの差分も表示できるようになり、各データ集合の特徴の違いを個別に見比べる手間がなくなった。

動作環境は、OSがWindows 7以降、WebブラウザがGoogle Chrome Ver.42以降。価格は個別見積もり。