KDDIは12月27日、画像解析やビックデータ解析を用いた生体認証技術の開発を行うLiquidと同26日に資本・業務提携契約を締結したと発表した。KDDIは今回の業務提携により、Liquidが第三者割当増資により発行する株式を約3億円で同28日に取得する予定。

これまで両社では2016年6月から11月の期間、ホテルに宿泊する訪日外国人向けに、指紋生体認証によりパスポートを提示することなくチェックイン時の本人確認を可能とする実証実験を実施している。

今後、Liquidの高度な生体認証技術とKDDIの顧客基盤を活かし、生体情報による信用力の高い本人認証基盤の構築を目指す。将来的には、顧客はより安心安全に、生体情報だけでさまざまなサービスを受けることができるほか、サービス提供者も本人確認の手法が広がり、新たなビジネスへの活用が期待できるという。