トラスト&グロースは12月26日、西武信用金庫の顧客向けに、中小企業向けネット完結型の売掛保証サービス「URIHO(ウリホ)」を2017年1月より提供開始すると発表した。

西武信用金庫は、東京都心部から多摩地区近郊の地域、埼玉県西南地域、神奈川県北部地域に展開している金融機関。同金庫は中堅・中小企業の顧客が抱える個々の課題を解決していく事業支援活動を通じ、実効性のある「お客さま支援センター」の実現を目指し、地域密着型金融に積極的に取り組んでいるという。

今回提供を開始する「URIHO」は年商5億以下の企業が利用できる、中小企業向けネット完結型の売掛保証サービス。企業間取引において掛売りで取引をした際に、取引先の倒産や支払い遅延により代金が回収できないと通常は損失が発生するが、URIHOに加入していればその代金が補てんされる。保証をかける取引先数は無制限で、導入企業の年商に応じて月額1万9000円から利用できる。

中小企業向けネット完結型の売掛保証サービス「URIHO(ウリホ)」

すでにトラスト&グロースと西武信用金庫は顧客紹介における業務提携を結んでいるが、今回の「URIHO」の提供開始により、西武信用金庫は顧客の規模に合わせた多様な金融サービスを一層充実させることが可能になる。一方、トラスト&グロースは、西武信用金庫の年商5億以下の顧客を効率的に獲得することが可能となり、保証残高の拡大及び売上高の増加を狙えるとしている。