野村不動産アーバンネットは12月21日、同社の不動産情報サイトである「ノムコム」の新コンテンツとして、人工知能(AI)によるチャット型Q&Aサービスである「住まいの AI ANSWER」を開設した。
新サービスは、同社の2ブランドである「ノムコム」(インターネット)と「野村の仲介+(PLUS)」(実店舗)をICTで繋ぐというコンセプトの下、心理的にハードルが高いとされる不動産会社へのアクセスを個人情報を明かさずに可能にするもの。住まいを購入または売却する利用客の疑問に、AIが24時間いつでもどこでも答えるチャット型Q&Aサービスだ。
不動産売買の基本やノウハウを知ることができ、ノムコムとの連携により物件の紹介や査定の受け付けも行うという。また、一般のチャットのように自身での入力に加えて、用意している選択肢から気になる項目を選ぶことでも質問が可能。同社は、利用者が寄せる多様な質問を蓄積してAIに学習させ、より的確な回答を目指す。
なお、新サービスの人工知能ソリューションにはAutomagiの「AMY(エイミー)」を組み込んでおり、同ソリューションを利用したチャット型サービスは、同社によると不動産売買仲介業界では初めての取り組みだという。同社は今後もノムコムと野村の仲介+の2ブランド戦略を推進し、ICT技術の利用を通じて、売主にも買主にも満足してもらえる不動産の売買を実現していくとしている。