弥生は12月21日、2016年改正の電子帳簿保存法やスキャナ保存制度に対応した、レシート撮影スマートフォン用アプリである「弥生 レシート取込」を提供開始した。価格は無料。
2016年1月に同社は、弥生会計ラインアップ(クラウドアプリケーション:弥生会計 オンライン、やよいの青色申告 オンライン、やよいの白色申告 オンライン、デスクトップアプリケーション:弥生会計 17、やよいの青色申告 17)にスキャンデータ取込機能を搭載し、レシートや領収書をスキャナで読み取った画像からOCR(光学文字認識)処理により自動で取引データを生成し、仕訳の入力までを自動化した。
新アプリは、レシートをスマートフォンのカメラで撮影し、画像データを弥生会計ラインアップに転送する。これにより、経費精算しなければならないレシートをスマートフォンで撮影すれば、会計ソフト側に取り込むことが可能になる。
また、複数で利用できることから、経営者以外にも、営業担当者など外出の多い社員や在宅勤務社員など、従業員の経費精算業務も効率化できるという。2016年改正の電子帳簿保存法およびスキャナ保存制度に対応しており、所定の要件を満たすことでレシート(紙証憑)の破棄も可能になるとしている。