エフセキュアは12月20日、Amazon API Gateway上で動作する新しいURLチェックAPI「F-Secure Security Cloud API for AWS」をアマゾン ウェブ サービス(AWS)のAWS Marketplaceで提供開始した。

新APIはデジタル脅威のナレッジベースを含むデジタル脅威分析システム「F-Secure Security Cloud」上に構築。Amazon API Gateway上で実行し、クラウド内の悪意のあるコンテンツのURLをチェックしてコンテンツ・タイプ別に分類するほか、リンクや共有機能を備えた各種クラウド・サービスのセキュリティを強化するという。

AWS Marketplaceは、APIを利用する顧客のソフトウェア調達手順を簡素化し、使用量課金で提供する。安全なリンク共有を確保する専用のセキュリティ・コンポーネントをAWSの顧客に提供し、顧客企業は社内製品やAWS上で提供する商用製品・サービスに統合することで、エフセキュアのスレット・インテリジェンス・エンジンへの直接接続を可能としている。

また、そのほかのクラウドサービスのセキュリティを補完して強化するように設計されており、同社のデスクトップ製品およびサーバ製品で使用している技術をベースに構築。さらに、サービスのパフォーマンスを損なうことなくリンクの安全性を検証しており、悪意のあるリンクをブロックして検疫し、管理者が追加の分析と処理を行うためにログに記録することで、フラグを付けることができるという。

URLはコンテンツのタイプに応じて分類し、ヘイトやアダルトなどの不審なコンテンツにはフラグを付ける。このアプローチにより、クラウドサービスがマルウェアや不要なコンテンツを広めることを防ぎ、IT管理者は脅威を調査して対応できるとしている。