Integrated Device Technology(IDT)は12月20日、高効率な15Wワイヤレス給電リファレンスデザインキットを発表した。
同キットはワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)Qi規格1.2.2に対応しており、ワイヤレス給電トランスミッタとレシーバーは87%の効率で動作し、有線式のソリューションに匹敵する業界最高レベルの性能と、電力損失と発熱を低減し、結果としてバッテリーの充電時間を短縮する。また、IDT P9242-Rトランスミッタ、P9221-Rレシーバを搭載し、柔軟性の高いARMベースのデバイスで、業界最高レベルの統合を組み合わせた高速充電機能を実現する。標準価格は325ドル(トランスミッタとレシーバの場合)となっている。
IDTは同キットについて「最新の15Wキットにより、IDTは1~15Wに対応するターンキーワイヤレス給電ソリューションの製品ライブラリを展開しています。この15Wキットは、家庭やオフィス、カフェなどの場所や、タブレット、業務用携帯スキャナー、Bluetoothスピーカー、充電パッドやスマートフォン用ケース、スリーブといった携帯機器用アクセサリなど、高電力伝送の需要が見込めるインフラに最適です」と説明している。