ピー・シー・エー(PCA)は、中堅・中小企業向け基幹業務ソフトの最新版「PCA DXシリーズ」を2017年1月16日より順次発売すると発表した。

「PCA DXシリーズ」オンプレミスとクラウドの融合

現行の「PCA Xシリーズ」の機能・操作性を全面改良し、「PCA会計DX」「PCA商魂DX」「PCA商管DX」「PCA給与DX」「PCA人事管理DX」「PCA固定資産DX」「PCA公益法人会計DX」「PCA社会福祉法人会計DX」の「PCA DXシリーズ」として提供する。

同製品は、クラウドサービス「PCAクラウド」としても提供も行い、クラウドとオンプレミスの2つの運用環境に対応する。発売後、クラウドサービス・パッケージソフトの新規導入、および既存顧客のバージョンアップも含め、年間2万システムの販売・導入を目指す。

PCA DXシリーズでは、各ソフトの機能強化はもちろん、シリーズ共通の新たな機能としてリマインダー機能を搭載。リマインダー機能の使用により、複数の担当者間でタスクを共有しながら、より円滑に業務を進めることがで、重要なタスクに対しての意思決定をサポートし、期限の決まった作業の実施漏れなども防止することが可能となる。

リマインダー機能

また、PCAクラウドでは、基幹業務データをパソコンからだけでなく、スマートフォンやタブレットなどからも利用できるサービスを用意し、ビジネス環境の変化への素早い対応とテレワークなどの新しいワークスタイル変革をサポート。さらに、2016年12月にリリースした「PCAクラウド Web-API」により、他のクラウドサービスとのシームレスなデータ連携が可能になっている。サイボウズが提供する業務アプリケーション構築サービス「kintone」との連携用に開発した「kintone業務マスター取得アプリ」を同社ホームページより無償提供している。

外部から利用するための「PCAクラウド Web-API」

なお、PCAクラウドは、規模の小さな企業でも導入できる低価格プランから、最大72ユーザーまで同時アクセス可能なプランまで用意し、中堅・中小企業はもとより、グループ企業や複数の支店・拠点の管理が必要な大規模の企業へも提案可能なサービスとなっている。

さらにPCA DXシリーズでは、PCAクラウドへの対応のほか、オンプレミスとIaaS型クラウドサービスの選択・切替も柔軟に行え、運用環境の変化にもスムーズに対応できる。