freeeは12月19日、横浜銀行との協業開始を発表した。また今回の協業による施策として、「クラウド会計ソフト freee」のデータを活用した融資サービスを開始した。
中小企業にとって資金調達は成長促進に欠かせない要素だが、金融機関からの融資を申し込むには書類準備や融資可否の判明に時間がかかるなど、事業者の資金ニーズへのタイムリーな対応という点では課題があったという。
このような状況を受け、freeeと横浜銀行は、同行の法人向け融資商品である「<はまぎん>スーパービジネスローン」において、「クラウド会計ソフト freee」上の会計データを事業者が簡単に銀行側へ共有し、仮審査に必要な情報を提供できるサービスを提供開始した。
融資を希望する事業者は、横浜銀行の融資仮審査申し込みのWebページで情報を記入のうえ、freeeから横浜銀行のアカウントを招待する。それを受けて横浜銀行は、freeeにある財務データを元に仮審査を実施し、電話で審査結果を回答する。仮審査に通った事業所は、続けて銀行所定の本審査申し込みの手続きを実施することになる。
事業者の経理が会計事務所の指導の元適切に実施されていることを担保するために、本融資への申し込みを行える事業所は、導入実績数などで一定の条件を満たす税理士・会計事務所の認定プログラム「freee 2つ星認定アドバイザー」と「freee 3つ星認定アドバイザー」の顧問先に限る。