World Wide Web Consortium(W3C)は2016年12月17日、Webページのレイアウトなどを修飾するための規格「CSS(Cascading Style Sheets)」がレベル1の勧告から数えて、今年で20周年を迎えることから、これを祝う特設サイト「20 Years of CSS」を公開した。

CSS20周年を祝う特設サイト

レベル1を勧告した1996年12月からCSSは始まり、1998年5月のレベル2(CSS2)、2011年6月のレベルRev.1(CSS 2.1)、モジュール化を導入し、同月から2012年6月まで追加勧告を行ったレベル3(CSS3)と歴史を積み重ねてきた。CSS3のモジュール化に伴いレベル4による仕様確定は存在しないものの、現在新たな取り組みとして、「CSS Level 2 Revision 2(CSS2.2)」の策定を2016年4月に行っている。

また、W3Cは公式ブログで、VR(仮想現実)や電子決済、セキュリティ、HTML5ベースのメディア拡張機能、自動運転車といった次世代のWebを実現するため、2016年11月に正式勧告となったHTML 5.1を基盤に整備や提案を行っていくと説明する。

阿久津良和(Cactus)