NECフィールディングは、医療機器市場向けの保守サービスを2017年1月より本格的に開始すると発表した。
医療機器市場向けの保守サービスは、今後3兆円の市場規模に拡大すると見込まれている。これまでNECフィールディングでは、電子カルテ、医療会計システム等病院情報システムの保守サポートを中心に医療事業分野での拡大を図ってきたが、今後、医療分野での事業の拡大のため、医療機器並びに付帯設備品などの保守サポート事業へも積極的に事業展開し、医療分野でのトータルサービスを推進していくとした。同社では、医療機器メーカを中心に引き合いが増加しており、IT事業で培った保守機能を活かすべく、すでに商談を進めているという。
医療機器の保守サービス事業に従事する際に必要な資格である、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」で規定されている「医療機器製造業」と「医療機器修理業」は、東京、神奈川(修理業認可は2017年3月取得予定)、大阪の拠点で認可登録済み。
具体的なサービス内容として、コンタクトセンタ-、オンサイト保守、修理、製品保管及び配送などのロジスティクスサービスを幅広く提供する予定。
保守サービスを網羅する地域は、協業パートナーとも連携を図り、順次全国展開していく予定で、今後3年間で人材育成を図りながら自社で保守体制を構築し、50億円の事業規模を目指す。