グレープシティは、Microsoft Excelのような外観と操作性を備えたデータグリッドコンポーネントの新バージョン「SPREAD for Windows Forms 10.0J(スプレッド)」を2017年2月15日に発売すると発表した。開発ライセンス価格は、1アカウント17万2000円(税込)。
SPREADは、業務で多く使われるExcelと高い互換性を持ち、グリッドとスプレッドシートの機能を兼ね備える表計算データグリッドコンポーネント。Excelに類似した使い勝手のGUIデザイナが付属するため、シートのスタイル、行・列・セルの外観やプロパティのほか、マルチシート、チャート、シェイプ、グループ化、条件付き書式などの機能をノンコーディングで短期開発できる。
Excelで利用頻度の高い機能は、データを一覧表示するだけではなく、ソート・フィルタリング・列や行のドラッグ移動といった操作や、罫線とセル結合を利用したデータレイアウトなど多岐に渡り、それらはデータグリッドに求められる業務要件となる。SPREADは、このようなExcel機能の多くを搭載し、さらにカスタマイズも可能。Excelプラスアルファの自由度の高いデータグリッドを実現する。
また、SPREADはデータの編集や集計、動向の分析といった処理にも柔軟に対応。日本仕様の入力を支援する「InputMan for Windows Forms(インプットマン)」をベースとしたセル型は、入力文字種を指定できるGcTextBox型セルや日付入力に特化したGcDateTime型セルなど、データ型や用途に応じたきめ細かい編集機能を提供。
Excelと互換性のある表計算関数は、300種以上が組み込まれ、シート間参照にも対応。縦棒、横棒や円など基本的なグラフを含む90種以上のチャートは、データの種類に応じて可視化できるため、ダッシュボードのような画面作成も容易にできるほか、Excel形式ファイルのインポートやエクスポートにも対応する。
ExcelのようなUIのフィルタリング、ソート |