Adobe Systemsは12月13日(米国時間)、「Security updates available for Adobe Flash Player|Vulnerability identifier: APSB16-39|Adobe Security Bulletin」において、Adobe Flash Playerの脆弱性を修正するアップデートを発表した。この脆弱性を悪用されると、影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があり注意が必要。
脆弱性の影響を受けるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Adobe Flash Player Desktop Runtime 23.0.0.207までのバージョン(Windows版、Macintosh版)
- Adobe Flash Player for Google Chrome 23.0.0.207までのバージョン(Windows版、Macintosh版、Linux版、Chrome OS版)
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 23.0.0.207までのバージョン(Window 10版、Windows 8.1版)
- Adobe Flash Player for Linux 11.2.202.644までのバージョン(Linux版)
今回公開されたアップデートは30を超える脆弱性を修正する内容になっている。修正対象の脆弱性にはゼロデイの脆弱性が含まれており注意が必要。すでに修正版がアップロードされていることから、該当するプロダクトを使用している場合は脆弱性が修正された最新版へのアップグレードの実施が推奨される。