ドコモとDeNAら、九州大学伊都キャンパスで自動運転バスの実証実験

九州大学、NTTドコモ、ディー・エヌ・エー(DeNA)および福岡市は12月13日、スマートモビリティ推進コンソーシアムが目指す2018年度下期における九州大学伊都キャンパス内の自動運転バスのサービスインに向け、2017年1月(予定)より実証実験を開始すると発表した。

コンソーシアムは、自動運転バスのサービスインに向け、「安全性の向上」「利便性の向上」「社会受容性の向上」が必要であると考えており、九州大学伊都キャンパスの多様な交通環境の中で、段階的に実際の公道に近い環境に近づけながら自動走行実証を繰り返し行い、自動運転バスの社会受容性の向上と安全性の検証を行う。

交通サービスの安全性・利便性の向上につながる周辺技術として、ドコモとDeNAが実現を目指す機能である「路車間協調」「音声エージェント」「運行管制」のうち、まずは路車間協調における歩行者の安心安全を確保する新たな概念「P2X（Pedestrian to everything）」、運行管制におけるルートの最適化を目指す「オンデマンドバスの管制システム」について開発・検証が開始される。

同日、「自動運転バス走行」「歩行者中心の安全対策P2X」「オンデマンドバスの運行管制システム」の先行デモンストレーションが行われた。