アライドテレシスは12月12日、ファーストイーサネット・インテリジェント・スイッチであるSecure HUB FS980Mシリーズの「AT-FS980M/18」「AT-FS980M/18PS」の出荷を同19日から開始すると発表した。
AT-FS980M/18とAT-FS980M/18PSは、10BASE-T/100BASE-TXポートを16ポート、SFPと10/100/1000BASE-Tのコンボポートを2ポート装備したファーストイーサネット・インテリジェント・スイッチ。オプション(別売)のSFPモジュールの追加により、1000M光ポートや1000BASE-Tポートが実装できる。また、PoE+モデルのAT-FS980M/18PSはIEEE 802.2at準拠のPoE+機能を搭載しており1本のイーサネットケーブルで通信データと大容量電力供給を可能とし、装置全体として250Wまでの充電に対応している。
新製品は、機能ごとのモジュールに分割されているAlliedWare Plus(AW+)により、単一の障害が与える影響範囲を最小限に抑えることができる。これにより旧来製品と比べシステム全体の可用性が格段に高まるほか、、業界標準のコマンド体系に準拠し、他社製品からの移行においてもエンジニアの教育にかかる時間と経費を削減することを可能としている。
また、AMF(Allied Telesis Management Framework)はネットワーク上のスイッチやルータを仮想的な1台の機器として統合管理し、管理運用の一元化、簡素化、自律化によって管理・運用に関わるコストの削減を実現。AMFは統合管理を行うAMFマスターと、管理されるAMFメンバーからなり「一元管理」「自動構築」「自動復旧」「非AMF装置対応」「分散マスター処理」の5つの機能によりネットワークの統合管理を実現するという。
さらに、リング構成のネットワークにおいてレイヤー2レベルでの障害の検出と経路の切り替えをより高速に行う(最短50ミリ秒未満)EPSRトランジットノードに対応しているほか、IEEE 802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証や、それら認証方式の同一ポート上で混在が可能なTri-Auth機能などさまざまな認証機能に対応。
そのほか、ポートセキュリティー、SSH、DHCPスヌーピング、SNMPv3、ユーザー認証データベース(RADIUS/TACACS+認証)などさまざまなセキュリティー機能をサポートしている。価格はいずれも税別で、AT-FS980M/18が8万9200円、AT-FS980M/18PSが11万2200円となる。