アライドテレシスは12月12日、レイヤー2plusギガビット・インテリジェント・スイッチ「AT-x230-10GT」、ならびに文教市場向け期間限定販売のアカデミック製品「AT-x230-10GT-T5アカデミック」の出荷を12月19日から開始すると発表した。
AT-x230-10GTは、10/100/1000BASE-Tを8ポート、SFPスロットを2スロット装備したギガビットイーサネット・インテリジェントスイッチ。SFPスロットにオプション(別売)のSFPモジュールを追加することにより、ギガビット光ポートを実装できる。
AT-x230シリーズは、AMF(Allied Telesis Management Framework)メンバー機能に対応し、ゼロタッチ・インストレーションやオートリカバリー機能により、事前設定や専門知識を必要としない構築/運用を支援するという。また、ファームウェアAlliedWare Plus「Ver.5.4.6-0.1」より、SES(Secure Enterprise SDN)に対応するなど、IoTネットワークの運用管理の効率化とセキュリティ強化に適した製品となる。
AT-x230シリーズの主な特徴として「AMF対応」「SES対応」「セキュリティ機能」の3点を挙げている。AMF対応では、ネットワーク上のスイッチやルータを仮想的な1台の機器として統合管理し、管理運用の「一元化」「簡素化」「自律化」により、管理・運用に関わるコストの削減を実現するネットワーク仮想化機能となる。
SES対応については、人事、IT資産、セキュリティサービスなどの各種アプリケーションと連動し、ユーザー端末への仮想ネットワークの自動形成、ふるまい検知などセキュリティー強化機能による運用の高効率化をOpenFlow/SDN技術により実現。AT-x230シリーズはSESソリューションにおけるエッジ・スイッチとして動作(別売の新製品OpenFlowライセンス「AT-x230-FL15」が必要)するという。
セキュリティ機能に関しては、同一ポート上でIEEE 802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証の混在を可能とするTri-Auth機能や、同一ポート上でユーザーごとに別々の認証方式で認証し、かつ異なるVLANを動的に付与するマルチプルダイナミックVLANなどさまざまな認証機能に対応。また、SSH、SNMPv3などの暗号化・認証機能、セキュリティー機能をサポートしている。
価格はいずれも税別でAT-x230-10Gが9万円、AT-x230-10GT-T5アカデミックが8万1000円となる。