ディビイは12月9日、データベース構築や操作を簡略化できるデータベース環境「dbE Cloud」の新バージョン「dbE Cloud V2.0β」を発表した。
dbE Cloudは、今までエンジニアが介在しないと難しかったデータベース構築やデータベース操作に関するプログラミング(SQLなど)を、スキルのないユーザでも容易に行えるようにしたデータベース環境製品。
エンジニアのノウハウに依存していたデータベース構築を基本的に自動で行い、プログラミング作業もシステムのナビゲートに従って行うことで、プログラムを書かずに実現できる。
また、データベースマネジメント、データマネジメントのための多くのユーティリティが備わっており、マーケティングデータの管理など、データベース構築していてはコストがかかりすぎるようなシーンに適している。
大規模なシステムの開発時に、dbE Cloudを使ってプロトタイプ開発を行うことで、開発工数に削減したり、dbE Cloudで作成した環境をそのままAPI経由で使うなどして、開発工期や予算を減らすことが可能だという。
従来版では、データの定義や外部キーの設定などの作業をユーザが行ってから正規化プロセスを稼働させる必要があったが、最新版ではそうした設定作業なくなり、データをアップロードしてから先の工程は完全自動化された。
クエリ作成の機能でも、カードを並べて出力データや条件などを定義する方式から、行いたい作業を選ぶと、それ以降はシステムの選択肢に従って条件を設定していく、選択型インタフェースに変更した。これにより、カード配置ルールなどを覚えることなく、すぐに高度なクエリ作成が可能となる。