ネクストジェンは12月8日、同社のマルチキャリア対応エンタープライズSBC(Session Border Controller)「NX-B5000 for Enterprise」が、インタラクティブ・インテリジェンス・インク(ININ)のコンタクトセンターソリューション「PureCloud」との接続を実現したと発表した。
SBCとは、IP-PBXを始めとした国内外のSIPサーバ製品を、通信事業者(電話会社)のIP電話サービスに接続するためのVoIPゲートウェイ機能やセキュリティ機能などを備えたシステム。ネクストジェンのSBCでは、通話録音機能も備えている。
NX-B5000 for Enterpriseは、通信事業者向けに豊富な実績がある「NX-B5000」と、エンタープライズ向けに多数の導入実績がある「NX-E1010」を統合した、エンタープライズ向けソリューション。企業LAN側に接続されたIP-PBXなどを通信事業者のIP電話網に接続することができ、同製品搭載のサーバ1台で多数の回線を収容することが可能。企業はIP回線での音声通話を利用することで、IP電話同士での無料通話や、IP回線でのレガシー回線の集約効果などにより通信コストを低減できるうえ、INS1500などのPRI接続では困難であった突発的な回線数増加への対応が、今までより容易に行えるようになる。
次世代クラウド・コンタクトセンターサービスである「PureCloud」は、Amazon Web Services(AWS)上で提供されるマルチテナント型クラウドサービスであり、導入の初期投資コストを抑え迅速に導入することが可能。また、コンタクトセンターに必要な機能とユニファイドコミュニケーション(UC)機能をオール・イン・ワンでシングルクラウドプラットフォームから提供している。今後は、Arcstar IP Voiceが提供するサービス上で、高機能なコンタクトセンターソリューションを利用することが可能になる。