キッセイコムテックは12月8日、ExcelシートWebアプリ変換システム「eXsiteDesigner(エキサイトデザイナー)」にIoTオプションを追加し、販売を開始すると発表した。

「eXsiteDesigner」は、顧客が使い慣れたExcelでデザインしたフォームをWeb入力フォームに自動変換するシステム。顧客の運用にあったアプリケーションを柔軟かつ低コストで作成できるほか、今まで紙で管理していたデータが電子化されるため、業務のペーパーレス化はもちろん、データの集計、蓄積、二次利用等を容易に実現できるという。

「eXsiteDesigner」IoTオプション 測定データをグラフで「見える」化

eXsiteDesignerにIoTオプションを追加することで、工場の設備機器などから得られるさまざまなデータを自動収集し、業務効率化、製品品質の向上に活用できる。

データベースへの自動登録は、設備機器に取り付けたセンサーやシーケンサーなどから得られる各種データをeXsiteDesignerに自動登録するため、より多くのデータを容易に収集できる。また、新たなセンサーの追加や、分析する内容、収集するデータの変更は顧客自身で行えるため、柔軟な運用が可能。

IoTオプション グラフイメージ

収集したデータは、目的に応じて、多彩なグラフで表現できる。例えば、製品について、品質のバラツキを分析するには「ヒストグラム」や「x-R管理図」、どの不良が多いかを分析するには「パレート図」など、一目でデータの分布・特性を把握することが可能。これらにより、製造現場の「見える化」を実現できるという。

販売価格(税別)は、「基本パッケージ」が100万円、「IoTオプション」は50万円。