Bluetooth Special Interest Groupは12月7日(米国時間)、「Bluetooth 5 Now Available|Bluetooth Technology Website」において、「Bluetooth 5」を「Bluetooth core specification」として正式に承認したと発表した。「Bluetooth 5」で実現される性能アップによって、IoTの有用性がさらに向上することになるだろうと説明がある。
「Bluetooth 5」では従来の使用と比較して通信可能な範囲が4倍(約240m)に、通信速度が2倍(約50Mbps)に、ブロードキャストメッセージ容量が8倍に拡大することになる。なお、性能を引き上げつつも従来の低電力を維持しており、IoTデバイスにおける利便性の拡大が期待されている。
デジタルアシスタント・ガジェットやそうしたデバイスまたはスマートフォンから制御可能なデジタル家電の登場など、Bluetoothが適用可能なシーンは拡大している。「Bluetooth 5」は広大な通信範囲およびより高速な通信によって従来よりも多くのシーンで利用できるものと見られており、今後対応デバイスが増加することが予想される。特に通。信範囲の拡大はBluetooth 5を使ったデバイスがさらにさまざまな用途で利用できるようになることを示唆している。